現代社会には様々な「見えない罠」が存在します。
ブラック企業、カルト宗教、そして自己中心的な思考パターン——これらは時に私たちの人生を大きく狂わせる要因となります。
この小説は、ブラック企業の課長a氏と、毒舌ながらも真実を語る毒蛇のフライ君との対話を通じて、宗教とお金、そして人間の欲望について考えさせられる作品です。
短い会話の中に、現代人が陥りがちな落とし穴が鋭く描かれています。
軽妙な掛け合いの中に隠された深いメッセージを、ぜひ感じ取っていただければと思います。
本編
※引き続き、ブラック企業のa氏と毒蛇のフライ君との会話。
宗教の話題になったけれど、宗教は怖いとか、日本では無宗教と言う人が多いでしょう。

入信といえば、カルトには気を付けて。
合わないと貧乏神に取り憑かれ、貧乏くじを引くことになるから。
退会しても、追いかけられて、長年、後遺症で苦しんで居る人々がいるよ。
学会の中でも議論されていてたでしょう。
教団運営がどうこう、どこの宗教がいいかは人によって違うとか。
だから教団も多種多様なのサ。
仏教の場合だと、布施の次は、持戒であって、お布施しただけで六波羅蜜は完成しない。
ヘッヘッヘッ。
宗教団体に寄付したぜ。
これで俺様も、ブラック課長職以上に、VIPになれるぜ!!
俺が金払ったから、俺に口を出す権利がある。

株主ではないでしょう。
企業でもないし。
汚いお金で汚したら、迷惑をかけるよ。
浄戒を保って、教団を運営しているから。
Cult教団の律は汚れているのだけれど・・・。
※2022年11月8日、10日、旧ツイッターに公開。
あとがき
この作品が最初に公開されたのは2022年、旧Twitter上でした。
短い会話形式でありながら、宗教とお金、権力と信仰という重いテーマを扱っています。
a氏の「金を払ったから権利がある」という発想は、まさに現代的な問題を象徴しています。
信仰を「商品」や「サービス」と同列に考える価値観、お金で地位や権利を買えると思い込む傲慢さ——これらは宗教に限らず、様々な場面で見られる現代人の陥りやすい罠です。
一方、フライ君の指摘は鋭く的確です。
仏教の「六波羅蜜」に言及し、布施だけでは修行は完成しないと諭します。
お金を出すことと、心を清めることは別物だという真理を、ユーモラスながらも真摯に伝えています。
カルト宗教の被害は実際に深刻な社会問題です。
もし宗教や団体への参加を考えている方がいらっしゃれば、その組織が本当に人々の幸福を願っているのか、それとも金銭や権力を求めているのか、慎重に見極める必要があるでしょう。
この小説が、皆様の日々の生活における「気づき」のきっかけとなれば幸いです。
最後まで読んで下さいまして、有難うございます。
次回作もどうぞお楽しみに。
本作品に登場する企業、人物、出来事はすべてフィクションです。
実在の企業や団体、人物とは一切関係ありません。





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