「自分は価値がある」と感じたい。
それは、誰もが心のどこかで抱いている願いではないでしょうか。
そんなとき、私たちはつい「誰かの役に立っているか」「必要とされているか」という問いに向き合います。
仕事で成果を出す、家族を支える、友人を助ける——そうした行動を通じて、自分の価値を確かめようとするのです。
しかし、こんな疑問も湧いてきます。
「何もできない日も、自分はここにいていいのだろうか?」
この記事では、自己肯定感と自己有用感の関係を整理しながら、「役に立つこと」に依存しすぎない、しなやかな自己肯定の在り方について考えていきます。
結論:自己有用感は「必須ではないけれど、助けになることは多い」
いきなり結論から言うと、自己肯定感を高めるために、自己有用感は必須ではありません。
しかし、助けになることは多いのです。
少し詳しく見ていきましょう。
自己有用感とは何か?
自己有用感とは、「人や社会の役に立っている」という感覚のことです。
この概念は、特定の心理学者が一人で定義したものではなく、主に日本の教育心理学や学校教育の分野で発展してきました。
2000年代の「生きる力」や「心の教育」を重視する文脈の中で、国立教育政策研究所などの公的機関が、子どもの自尊感情(心理学用語: Self Esteem)を多角的に捉えるために提唱したものです。
特に、栃木県総合教育センターの研究プロジェクトでは、自己有用感を「存在感」「承認」「貢献」の3つの要素で構成されるものとして整理し、具体的な測定尺度の開発や調査研究を行っています。
自己有用感は欧米の心理学用語の翻訳ではなく、日本の教育現場における「自尊感情」をより多角的に捉えるために生まれた独自の概念という側面が強いのが特徴です。
混同されやすい3つの概念
自己有用感と似た概念として、以下の2つがあります。
- 自己効力感(セルフ・エフィカシー)
心理学者のアルバート・バンデューラが1977年に提唱した概念で、「自分にはある課題を遂行する能力がある」という確信を指します。
- 自己肯定感
日本では臨床心理学者の高垣忠一郎氏が1994年(解説では書籍中での初出)頃から広めた概念で、ダメな自分も含めてまるごと肯定する感覚を指します。
整理すると、
- 自己肯定感 = 存在そのものへのOK(「できる・できない」とは無関係)
- 自己効力感 = 能力への確信(「自分ならできる」という感覚)
- 自己有用感 = 他者との関係の中で感じる「役に立っている」という実感
自己肯定感と自己有用感の違い
自己肯定感 とは、「できる・できない」「役に立つ・立たない」とは関係なく、
「自分はここにいていい」と感じられる感覚のことです。
一方で、自己有用感 とは、「誰かの役に立っている」「必要とされている」という実感を指します。
つまり、
- 自己肯定感 = 存在そのものへのOK
- 自己有用感 = 行為や役割へのOK
という違いがあります。
自己有用感は「土台」ではなく「追い風」
理想的には、自己肯定感は「何もしなくても」成立している状態が一番安定します。
しかし現実には、次のような体験が、「自分は価値があるかも」という感覚を後押ししてくれることも多いのです。
- 誰かに感謝された
- 小さなことで役に立てた
- 自分の強みが活きた
だから自己有用感は、
必須条件ではないけれど、ブースター(補助エンジン)にはなる、という位置づけです。
注意点:自己有用感「依存」になるとつらい
ただし、自己有用感だけで自己肯定感を支えようとすると、次のような状態に陥りやすくなります。
- 役に立てないと落ち込む
- 必要とされないと自分を否定する
- 無理に頑張り続けてしまう
これは、
「価値 = 役に立つこと」という条件付きの自己肯定になってしまうからです。
自分の価値を認めてくれる職場を探す
自己有用感を高めるには、実際に誰かの役に立つ経験が大切です。
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実用的なバランスの取り方
おすすめは、次のような順番で考えることです。
- 最低限の自己肯定感
「今日は何もできなくても、生きてるだけでOK」
- 小さな自己有用感を「おまけ」として受け取る
「ありがとうって言われたな」
「誰かが少し楽になったかも」
大切なのは、
「役に立てたからOK」ではなく、
「元々OKな自分が、たまたま役に立った」という認識です。
ひとことでまとめると
自己肯定感は「存在の価値」、
自己有用感は「関係の中で感じる喜び」です。
自己有用感は、自己肯定感を育てる「肥料」にはなるけれど、土台そのものではありません。
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あとがき
この記事を読んでくださったあなたは、きっと今、何かしら自分の価値について考えている最中なのかもしれません。
仕事で成果が出なかったとき、誰かに必要とされていないと感じたとき、「自分はこのままでいいのだろうか」という不安が顔を出すことがあります。
でも、思い出してください。
あなたがここに存在していること、それ自体に価値があります。
役に立てたときの喜びは、素敵な「おまけ」として受け取りながら、まずは「何もしなくても、自分はここにいていい」という感覚を大切にしてみてください。
もしこのテーマについて、もっと具体的な場面——仕事、人間関係、日々の生活の中で——考えを深めたいと思ったら、ぜひ信頼できる人と対話してみることをおすすめします。
あなたの心が、少しでも軽くなりますように。
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最後まで読んでくださいまして、ありがとうございます。




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