「甘いものをやめたい」と思っても、なかなかやめられない。
そういう人は多いと思います。
でも実は、問題は「甘さそのもの」ではなく、何で甘くするかにあります。
この記事では、砂糖に代わる甘味の選び方と、その中でも特におすすめの「はちみつ」について、健康・美容の視点からまとめます。
なぜ「白砂糖」が気になるのか
血糖値の急上昇と「また食べたい」の連鎖
白砂糖は精製の過程でミネラルやビタミンがほぼ取り除かれた、純粋な糖質です。
エネルギーとして素早く吸収される反面、血糖値を急激に上昇させやすく、その後の急降下が「また甘いものが欲しい」という連鎖を生みやすいとされています。
肌荒れ・疲れ・集中力低下との関係
また、過剰摂取が続くと肌荒れや疲れやすさ、集中力の低下につながるという声も少なくありません。
「砂糖を減らしたい」という感覚は、体からの自然なサインかもしれません。
甘味の選択肢を知る
砂糖に代わる甘味として、よく挙げられるものを整理してみます。
メープルシロップ
サトウカエデの樹液を煮詰めたもの。
ミネラルを含み、風味が豊か。
ただし糖質量は砂糖とさほど変わらないため、使いすぎには注意が必要です。
てんさい糖
甜菜(砂糖大根)から作られる砂糖の一種。
砂糖類のなかで唯一オリゴ糖を含み、このオリゴ糖が消化されずに大腸まで届いてビフィズス菌の栄養源となるため、腸内環境を整える働きが期待できます。
マイルドな甘さで料理にも使いやすく、精製度の低さからミネラルも微量ながら残っています。
はちみつ
果糖とブドウ糖が主成分で、砂糖より甘みを感じやすいため少量で満足しやすい。
酵素・ビタミン・ミネラルを含む天然の甘味料であり、甘味料の中でも特に栄養価が高い選択肢です。
「はちみつ」が選ばれる理由
天然の栄養素がバランスよく含まれている
精製された白砂糖と異なり、はちみつには花の種類や産地由来の栄養素が自然な形で残っています。
加熱・非加熱によって含有量に差はありますが、天然のはちみつには以下のような成分が含まれています。
はちみつの主な栄養素
酵素
アミラーゼなど、消化をサポートする酵素が含まれています。
ビタミンB群・ビタミンC
B1・B2・B6・ナイアシン・
パントテン酸などのビタミンB群のほか、ビタミンCも
痕跡量ながら含まれています。
ただし含有量は微量のため、
これらのビタミンは果物や野菜など別の食材からも
積極的に補うことをおすすめします。
ミネラル
カリウム・カルシウム・鉄分など複数のミネラルを含みます。
花の種類や産地によって含有量は異なります。
アカシアはちみつが低GIとされる理由
注目したいのがGI値「グリセミック・インデックス(Glycemic Index)」(血糖値の上昇しやすさを示す指標)です。
はちみつの中でも特にアカシア種はGI値が低めとされており、血糖値の急上昇が起きにくいとされています。
低 II(インスリンインデックス)でもあります。
毎日少量をヨーグルトやお茶に加えるだけで、「砂糖を使わない習慣」が自然と身につきます。
また、はちみつは喉のケアや疲労回復にも昔から活用されてきた食材です。
寝る前にスプーン1杯のはちみつをとる習慣は、睡眠の質を整えるという観点からも注目されています。
- GI値
55以下が「低GI」、56〜69が「中GI」、70以上が「高GI」
一般的なはちみつのGI値は58(中GI)ですが、アカシアはちみつはGI値32という低GI食品だとする報告があります。
一方、百花蜜はGI値88という報告もあり、どのはちみつかによって大きく異なります。
注意点
熱に弱い
酵素は高温で失活するため、飲み物に溶かす場合は60℃以下に冷ましてから加えましょう。
乳児への使用禁止
1歳未満の赤ちゃんには絶対に与えないでください。
腸内でボツリヌス菌が増殖し、乳児ボツリヌス症を引き起こす危険があります。
甘味を「選ぶ」ことが、丁寧な暮らしへの入口
食習慣の見直しは、大きな我慢から始める必要はありません。
「砂糖の代わりに何を使うか」という小さな選択の積み重ねが、体の感覚を少しずつ変えていきます。
甘いものを楽しみながら、素材の質にこだわる。
それが丁寧な暮らしの、とても自然な入口だと思います。
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